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【小説と映画】『ソラリス』小説のイマジネーションが凄い

こんにちは

ceramicsstarです。 

本日は曇り。風がやはり強くそして今日は岐阜県下呂市の大雨がとてもひどいらしいです。

今宵はポーランドのSF作家スタニスワフ・レムが1961年に発表したSF小説ソラリス 原題:Solaris』とソダバーグ版の映画『ソラリス』のことを書いてみる。ここではわたしはSF映画惑星ソラリス』のことは書きません。

 

 

 

スタニスワフ・レム

ポーランドSF小説家・小説家。『宇宙創世記ロボットの旅』『エデン Eden 』『砂漠の惑星』(原題:Niezwyciężony )などの寓話的SF小説メタフィクションなどがあります。著書は41の言語に翻訳され、約2700万部を販売、世界で最も多くの人に広く読まれているSF作家と言われています。ポーランド語独特の比喩や表現法を屈指して、他言語への翻訳は非常に難解だと言われています。詳しくはWikiにて

 

 

 

■『ソラリス』の個人的&独断的ポイント

 

1960年代のSF小説

SF小説ソラリス 原題:Solaris』邦題は『ソラリスの陽のもとに』。1972年に発表されたソビエト連邦時代の名作SF映画惑星ソラリス』、わたしが好きな映画のひとつ2002年版の『ソラリス』のストーリーのもとになった小説だ。わたしはソダバーグ版の『ソラリス』を観たあとにこの小説を読みました。SF小説と言えば定番は『フィリップ・K・ディック』。映画『ブレードランナー』のもとになった『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が有名ですね。他にもポール・バンホーベン監督 アーノルド・シュワルツェネッガー主演『トータル・リコール』は小説『追憶売ります』全く異なる2本の映画があります。そしてスティーヴン・スピルバーグ監督トム・クルーズ主演の『マイノリティ・リポート』短編小説『マイノリティ・リポート』(旧題:『少数報告』)がやはり知られています。

 

 

 

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ソラリス』の不可思議さ

生き物のような有機体のような活動をする惑星『ソラリス』。主人公ケルビン博士はなにかが起こっていると思われる惑星上空に浮かんでいるステーションに到着。内部で発生するさまざまな奇妙な現象と惑星の『海』の謎を探査します。 乗組員のひとりは自殺、もうひとりは船内の自室に閉じこもったまま。ステーション内にはいるはずのない人々が現れて乗組員は精神を苛まれていきます。惑星を調べていくうちにこの惑星は人間のこころの中にある記憶や心情、精神状態を詠み取り、人の『かたち』にして船内に転送してるようです。それは姿かたちは人でも人間ではない。惑星の海は人のかたちや思い出の人の姿に変異してケルビンを更に驚愕させます。奇想天外な話とイマジネーション溢れる文章表現が素晴らしい。惑星は有機体で生き物のような存在なのである。特にこの海の表情や景色そして表現している文章の内容が秀悦です。日本語の翻訳が素晴らしいということですね。

 

 

 

 

映画『ソラリス

ジャンルにとらわれないテーマをスタイリッシュな映像に仕上げる映画監督『スティーブン・ソダバーグ』。社会問題を取り上げた『トラフィックキューバ革命の英雄『チェ・ゲバラ』豪華ゲストによる『オーシャンシリーズ』と話題の映画に事欠かない。そんな彼がSFの金字塔『ソラリス』を撮ったのは2002年。ケルビン博士役としてソダバーグ映画の常連の『ジョージ・クルーニー』主演の映画として公開されました。無機質なステーション内で二枚目ケルビン博士の自殺した恋人ハリーのモデル級の美しさが人間ではないことを更に強く感じさせていました。ケルビン博士は自殺した恋人の情とトラウマから逃れられず困惑して苦しめられるます。その心情を音楽と俳優の表情と会話の少ない所作で静かにみせていますね。脱出用のポットに閉じ込めてなんどもなんども船外へ送り出すも直ぐにどこからともなく現れるハリー。SFでもあり哲学的でもあるこのストーリーを映画にするのは大変難しいと思います。作られたハリーは自分が人間ではなく惑星の海に作られたこととケルビンを苦しめていることを察して自ら消滅の装置により姿を消します。

 

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『精神的な内面』を映し出す

人には既にこの世には存在しない愛する人や愛おしい記憶というものがある。それは決して他人とは共有できないもの決して触れてはいけない領域である。惑星はこの感情や心的トラウマに入り込み、実体のない現実を人間に突きつけるのは大変残酷なことです。圧倒的ななにかに対峙した時の無力感と喪失感、罪の意識などに苛まれて精神的に追い詰められてしまいます。はたして惑星の海はその心の中を探ることで人間を苦しめることが目的なのか、人間をなにかのかたちで試しているのか、人間に接触(コンタクト)をして理解しようとしているのかそれは謎のままです。

 ceramicsstarでした。

 

 小説『ソラリス


ソラリス (ハヤカワ文庫SF)

 

 ■映画『ソラリス


ソラリス<特別編> [DVD]

 

 

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