リメイクされ続ける伝説の映画 DUNE/デューン 砂の惑星
こんにちは。
ceramicsstarです。
新型コロナウイルスの影響で、次々と大作の公開日が延期となっているなか、今年12月の目玉 アメリカでの12月18日公開予定のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF映画『DUNE/デューン 砂の惑星』も2021年10月に公開延期となりました。なんと残念。。
1984年デヴィッド・リンチ監督は『デューン/砂の惑星』を異色の演出で創りあげました。リンチ監督の世界観による貴重なSF映画です。
デューン/砂の惑星
作品情報
出演
ポウル・アトレイデス(カイル・マクラクラン)
レト・アトレイデス公爵(ユルゲン・プロホノフ)
レディ・ジェシカ(フランチェスカ・アニス)
リエト・カインズ博士(マックス・フォン・シドー)
チャニ(ショーン・ヤング)
スティルガー(エヴェレット・マッギル)
ウラディミール・ハルコネン男爵 (ケネス・マクミラン)
フェイド・ラウサ(スティング)
映画化が不可能と言われたフランク・ハーバードのSF大河小説
フランク・ハーバードのSF大河小説の映画化には1984年に『デヴィッド・リンチ』がメガフォンを取り上映されましたが、製作費は回収できずに終了。映画自体の全体評価も実はあまりよろしくない言われていますが、製作には多くの時間と労力を要したこだわりの映画です。
当初アーサー・P・ジェイコブスが原作小説の映像化権を獲得しながらも73年に急死。アレハンドロ・ホドロフスキーの企画は映像12時間で頓挫。その後仕事を受けたリドリー・スコットは製作途中、兄の急死で降板。
このような経緯を経て次にオファーがあったのがデヴィッド・リンチです。『スター・ウォーズ』の監督依頼を断り『デューン/砂の惑星』の監督の仕事を選んだSFの不朽の名作です。
SFカルト金字塔の映画
この映画は興行収益とは相対してその特異性からSFカルト映画としては有名な作品です。まず主人公周辺以外は登場人物が不快感もあり仰々しい。ウラディミール・ハルコネン男爵の不気味で気持ち悪い姿やロックバンド『ポリス』の『スティング』扮するフェイド・ラウサの肉体美をさらしてのドラマティックな登場など印象的なシーンが盛りだくさん。忘れられない映像がリンチらしさならではです。登場人物のキャラクターの衣裳や美術も素晴らしいですよ。こだわりの優秀なスタッフによる世界観は唯一無二のモノだと思います。
最後の編集の権限なし映画
しかしながら全体的にはこの映画の失敗の原因は独創的で自由な発想のアーティステックなリンチのアイデアやシーンを最後の段階で映像カットしたこと。刺激的なシーンは子どもが鑑賞できるようにカット。スケールも2時間内に納めなくてはならずいくつかはカットされたようです。プロダクション側の意向に沿ったことが結果敗因に繋がりました。リンチの映画として期待した鑑賞側も肩を落としていたと思います。
記憶に残るSF映画はリメイクされる
デヴィッド・リンチ監督の映画から36年を経て『デューン 砂の惑星』にチェレンジするのはドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。『ブレードランナー2049』に続く『デューン 砂の惑星』で果たして成功を得るか。
わたしはとても期待をしています。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は既に10代の頃からこの小説を読んで映画作品化したいと言う意気込みは、デヴィッド・リンチ監督にも相通じるものがあります。
予告編の映像を見る限りは小説の世界観を実現したのではと思いますので、来年の公開を楽しみに。きっと歴史に残るSF映画となるとわたしは思っています。オフィシャルサイトは近日公開されます。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画予告編(2021年10月公開予定)
キャストのインタビュー
映画化出来なかった巨匠『アレハンドロ・ホドロフスキー』ドキュメント映画の予告編
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