妻が猫を飼いたがります
こんにちは。
ceramicsstarです。
** 掲載した写真は友人が撮影した猫**
「ほら、見てみ、かわいいから」
妻が差し出すスマートフォンを覗くと画面の中には「猫」。
「にゃーにゃー」とじゃれて鳴いています。
「かわいいね」
そう私が返すと、彼女は満足げに頷きながら、
「やっぱり暮らしには猫が必要なのよね」
決まってそう言うのです。
彼女の実家は昔から猫を飼っていて、多いときは5匹もいたといいます。
だから家に猫がいるのはわりと自然なことなのでしょう。
私だっては猫が嫌いというわけではありません。
むしろ好き。
あの造形は、かわいいといわれるために生まれた形状でしかない。
くりっとした目。
丸い前足。
長いしっぽ。
ユニークで個性的な模様。
かわいいのはよくわかるんです。
でも私は、猫を家に入れることに抵抗があるというのか、二の足を踏んでしまう。
その理由は、私は猫どころか、これまで一度も動物を飼ったことがないからです。
飼ったことあるのはカブトムシくらいなもの。
動物を飼育した経験がないと話すと彼女は
「大丈夫だって」
そう軽く言います。
「大丈夫って、どこがどう大丈夫なのさ」
「大丈夫だから大丈夫なの」
要領を得ないので、私は独自に猫の情報を集めてみました。
すると犬に比べれば猫は確かに全般的な世話は楽とはあるものの、犬と違ってしつけがあまりできない分、大変だということがわかってきたのです。
しかも猫ちゃんを家にお迎えして、家族になってもらい、幸せにしてあげければいけない。
犬と違って旅行に連れていくことはできませんし、可能な限り家にいて遊んであげなければいけないといいます。
それに猫ちゃんは決して外に出してはいけない、室内で飼うことが鉄則。
電車の吊り広告の『にゃんぱく宣言』にも書かれていました。我が家はマンションではないので、万が一出てしまったら大変なことになります。
それに種類によっては、部屋を荒らしたり、なかには噛んでくる猫も。
しかも室内を荒らすのは当たり前、コードも噛んでしまうので出しっぱなしにできないなど、ルールが目白押しです。
そんなとき、会社の後輩が猫のために引っ越したと聞き、驚きます。
「その部屋、キャットウォークがあるんですよ」
後輩は言いました。
(猫のために引越し?)
私は内心驚愕しながら、猫に対する愛情の深さを感じました。
わかっているんです。
そこまで大変な猫なのに、大したことはないと家族に迎えるということは、余程かわいいのだということくらい。
でも自信がありません。
たぶん恐れているのだと思います。
家を猫に荒らされることを恐れているのか。
猫が僕になつくことを恐れているのか。
そこが自分でもよくわからないところが恐ろしい。
「猫ちゃんのご飯皿つくってよ」
妻の声が聞こえてきます。
一体どこの家の猫ちゃんのためのご飯皿をつくれ、というのでしょうか。
我が家にはまだ猫ちゃんはいません。
ceramicsstarでした。
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よろしくお願いいたします。
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