【カイ・フランクのこと その2】唯一無二の1点モノ『ユニークピース』
こんにちは。
ceramicsstarです。
カイ・フランクはプロダクトデザイナーとして量産品の指導の傍ら、数量を限定して制作したものや一品物としてアーティスティックな作品を残しています。
『プロダクトデザイン』とは異なるもので芸術的な作品として『アートピース』と呼ばれているものがあります。
オリジナリティ豊かな発想による作品は非常に魅力的です。
『Nuutajarvi』ヌータヤルヴィでの制作によるガラス制作の技巧を屈指してつくられたものです。
そんなカイ・フランクが手がけた、ヌータヤルヴィのアーティステックな作品『アートピース』と唯一無二の1点もの『ユニークピース』をご紹介します。
表参道にある『ELEPHANT』にて
KAJ FRANCK - GLASS DESIGN カイ・フランクのグラスデザイン展より。
☝☝☝ これが1点モノの『ユニークピース』にあたります。
☝☝☝ このボトム部分のガラスの色の混ざり具合が絶妙で美しい!!
GOBLET KF486 UNIQUE
これらは1972年~1978年に製造されたアートガラス。4種類のガラスの色が重なり、パーツの組み合わせによるゴブレット。6パターンのカラーバリエーションがあります。
『アートピース』のガラス商品
ガラス制作の技巧を凝らした芸術的な品として扱われているもの。全体的にボリューム感があり、柔らかな丸みを帯びて厚みのあるものが多いです。プロダクト品とは異なり自由な発想で制作されています。ビンテージのガラス製品の多くは『マウスブロー』いわゆる吹きガラスによるもの。マウスブローで制作しているので厚みに差があり、プレスガラスとは異なる手づくり感そしてガラス職人の技量が試されます。
UNIQUE BOWL
UNIQUE VASE
UNIQUE BOWL
UNIQUE BOWL
最後にフィンランド・デザインの基礎をつくった Kaj Franck (カイ・フランク)に関する おすすめの本を紹介します。丹念な取材と美しい写真で構成したデザイン紀行です。この本では貴重なアートピースも掲載されています。
『カイ・フランクへの旅』
“フィンランド・デザインの良心”の軌跡をめぐる
次回更に続きます。
よろしければ下記サイトでオリジナル商品を販売しています。