【建築】愛知県の『ロックの殿堂』名古屋市公会堂
こんにちは
ceramicsstarです。
昔のことですが、わたしの故郷の名古屋に来る海外アーティストは決まって『名古屋市公会堂』でライブが行われました。平成29年4月から2年間、改修工事のため休館、昨年リニューアルオープンして生まれ変わったこの建物とコンサートホールのことを書きます。
■『名古屋市公会堂』の魅力のポイント
『ロックの殿堂』名古屋市公会堂
1960年代後半から日本には海外からビートルズをはじめ数多くの海外のロックバンドそしてロックアーティストが次々と来日しました。わたしの出身地の名古屋では必ずといっていいほどその多くが『名古屋市公会堂』で演奏しました。そのことから名古屋市公会堂は『ロックの殿堂』と呼ばれるようになりました。
『クラシカルな伝統的な建物』
名古屋市公会堂は、昭和天皇のご成婚を祝し、名古屋市の記念事業として大正13年1月に建設が決まり、昭和2年4月に起工、昭和5(1930)年に開館しました。
外壁茶色のスクラッチタイルが施工されて、全体を直線基調としてはいますが、建物コーナーは丸みを持たせ、開口部は上部をアーチ状とし、全体として重厚で伝統的な佇まいです。正面入口両脇の塔屋上部には、鶴舞公園にふさわしく鶴の羽根をデザインしたレリーフが浮彫りに床はモザイクタイルが敷き詰められています。
大阪中之島の中央公会堂(大正7(1918)年)、東京日比谷公園の日比谷公会堂(昭和4(1929)年)と並んで名古屋市公会堂は当時の近代建築の代表的な建物のひとつです。
1989年(平成元年)11月には名古屋市都市景観重要建築物に指定され2020年度、建物が国の『登録有形文化財』に登録の予定です。
■公式HPより動画公開
来日した『アーティストたち』
ハードロックからプログレッシブロックまで多くの海外アーティストを招聘した『名古屋市公会堂』。わたしも若き日にも日本のアーティストも含め何度も足を運びました。思い出深い海外アーティストは『ホール&オーツ』『トーキングヘッズ』『キングクリムゾン』など。なんと『レッドツェッペリン』『ディープパープル』などロックの大御所も来日(行きたかったわ!)これは残念ながら行ってません。興味のある方はぜひ名古屋に訪れましたら出向いてください。
当時貼られたポスター
日本の素晴らしい音楽ホール
日本には海外の音楽家やミュージシャンに評価の高い音楽ホールがいくつかあります。東京の『サントリーホール』『東京文化会館大ホール』大阪の歴史ある施設『フェスティバルホール』もそのひとつ。山下達郎は「まるで大きなライブハウスのよう」と評して旧ホールの解体には大反対。さだまさしは「神様がつくったホール」と言ったそうです。前述のレッド・ツェッペリンもここでコンサートを行いました。ライブアルバムのための録音が行われることも多く、ディープ・パープルの『ライヴ・イン・ジャパン』、マイルス・デイヴィス『バンゲア』はロングセラーアルバムです。『フェスティバルホール』は保存は叶いませんでしたが、『中之島フェステイバルタワー』として新築でのオープンでしたが、『名古屋市公会堂』は建て替えでなく保存・復原改修され、できる限り往時の建物を再現してよみがえっています。その他『群馬音楽センター』は、建築界の巨匠『アントニン・レーモンド』が設計を手がけたものもあります。現在は『高崎芸術劇場』の大ホールも音が良いと評判です。
ceramicsstarでした。
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