ceramicsstarブログ

陶器とガラスのオリジナル商品の販売。デザインと企画制作をやっています。商品のご紹介、好きなものなどについて書いています。

【iittalaは『バード』だけじゃない】日本では決して見ることのできない一品

こんにちは。
ceramicsstarです。

 

『iittala』イッタラフィンランドを代表するブランドとしてヨーロッパではもちろん日本でも人気の商品です

このメーカーの中での著名人物は先回ご紹介したカイ・フランク
ルートブリュックの夫でもあるタピオ・ヴィルッカラ。そしてオイヴァ・トイッカです。

彼のヒット商品と言えば『バード』ですよね。

 

でも彼の作品でわたしが好きなものは『ガラスキューブ』。その繊細な技巧、ガラス本来の透明感とキューブの中にあるクラゲや植物など斬新な美しさにこころを奪われます。

 

 

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         『オアシス』1988年

         『森と湖の国 フィンランドデザイン展』より

 

 

その中で製品化されているのは『コレクターズコレクション』。
全て手吹きで仕上げられるアートピースです。
毎年出てくるもので『アニュアルキューブ』と呼ばれています。
これらの作品と製品の魅力をお伝えしたいと思います。

 


フィンランドガラスと『アニュアルキューブ』

美しさと実用性を兼ね備えた『フィンランドのガラス』。霧・雨・湖・森・樹木など自然現象やフィンランドの自然そのものの美しさをコンセプトとした商品が多いです。

我が家にもオイヴァ・トイッカのデザインしたガラスの器があります。
普段使いに適した食器『カステヘルミ』です。

 

 

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         『カステヘルミ』17cmのプレートと13cm 230mlのボウル

 


オイヴァ・トイッカ

『プロダクトデザイン』で有名なのは『カステヘルミ』『バード』とは異なる芸術的な作品として『ガラス・キューブ』と呼ばれているものがあります。
以前サントリー美術館で開催された『森と湖の国 フィンランドデザイン展』でも多くの製品や作品が紹介されました。

 

iittalaの前身の会社で多くの優れた職人たちがいる『Nuutajarvi』ヌータヤルヴィとディレクターのオイヴァ・トイッカとの制作によるガラス製品は、愛らしくわかりやすいものが多く、作品は美しくガラスの特性を最大限に生かしています。

 

 

サントリー美術館で開催された

『森と湖の国 フィンランドデザイン展』より  

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イヌイットの山小屋』 1973-75

          

 

     ☟☟☟ そしてこれがフィンランド『ittala』イッタラ本社内に展示された

          1点モノの『アニュアルキューブ』にあたります。

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☝☝☝ このガラスの色のグラデーションが絶妙で綺麗!!

    ガラスキューブの中は幽玄な世界が

 

 

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上から見るとこのように立体的に見えます。クラゲの様な植物の様なかたちとカラフルな色が入っています。

 

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これらは作品?テストピース?何でしょうか?

 

 

 こちらに何種類かの『アニュアルキューブ』が掲載されています。

 今年のアニュアルキューブ2020はこちらです。

 

『バード』を中心としたガラス商品

 

サントリー美術館で開催された

『森と湖の国 フィンランドデザイン展』より  

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イヌイットの山小屋』 1973-75

 

☝☝☝ ガラスアート作品は『ポンポン』などアートピースとの類似性があります。

 

 

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         たくさんのバードを並べると壮観

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フィンランドガラスの製造方法

ガラス製品は全体的にボリューム感があり、柔らかな丸みを帯びて厚みのあるものが多いです。製品の多くは『マウスブロー』吹きガラスによるもの。マウスブローで制作しているので厚みに差があり、手拭きガラスと加工用機械を併用したガラス職人の技量が試されます。

 

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        吹きガラス用の竿とガラスの玉

 

 

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         『アルヴァ・アアルト コレクションベース』の木型


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         『アルヴァ・アアルト コレクションベース』と竿

         さすがにこの大きさとボリュームのガラスを扱うのは至難の業か 

 

      

ceramicsstarでした。

 

 


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