【陶芸】金工と陶芸の轆轤(ろくろ)について
こんにちは
ceramicsstarです。
回転運動を利用するさまざまな装置を『轆轤』と言います。陶芸の電動轆轤は金属加工の旋盤の様にどうしても早く轢けない。そんなことを書いてみます。
■轆轤
『轆轤』には製陶用、木工・金工用、重量物移動用、井戸の水汲み用などがあります。回転軸が垂直,水平のいずれかの回転方向によって竪軸ろくろ,横軸ろくろに分かれます。
回転軸を垂直に設置するのは木工で椅子の脚を金属では部品の旋盤などで使用したことがあります。これらは機械に材料を固定して金属の歯を当てるので、比較的回転軸に対してのブレは少なく、中心軸はとれているので、大学の金工室や木工室での操作はそれ程問題なく出来ました。歯の選択や上下の垂直方向の微妙な調整はかなり技術を要しますがこなせました。下記に金工用轆轤などで作ったものがあります。
これは以前制作した照明器具。同心円の筒状の灯具はアルミを削りだしたもの。
上の傘の部分のシェードは真空成型でできています。
筒状の灯具の赤丸の部分もやはり同心円上に金属用旋盤で作ったものです。
金属用旋盤を使えば、自分でもこのような細かい旋盤作業も可能です。右側の部分はねじ切りをした留め金。
上記写真の様に金属用旋盤を使えば、アルミニウムの無垢材を旋盤加工で円の棒材に加工できます。
■電動轆轤
陶器の作陶に使う電動轆轤については、素早く短時間で同じものを作成することができなくてはならない。陶芸を志していればある程度の時間を要すればできるのであろう。しかしなかなか時間はかかります。土殺しと芯出しを同時に素早く行わないと短時間で何枚もの品が制作ができないといけません。
■表面の深さや表情の検証
■乾燥させた小皿
■高台の形状の検証
最後にわたしが陶芸を教わった方の電動轆轤の手の動きを動画で撮影しました。
■わたしの陶芸の師匠と仰ぐ方の電動轆轤による小皿の成形の作業風景
https://twitter.com/zyzy1225/status/1297475197222567937
■陶芸用電動轆轤
■手轆轤
ろくろ 手回し 陶芸 道具 23cm オーブン粘土 オーブン陶土 着色 ニス 作業に
ceramicsstarでした。
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