ceramicsstarブログ

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【ファッション】山本寛斎 時代を駆け抜けたファッション界のトップランナー

こんにちは。
ceramicsstarです。

 

7月27日のネットのニュース速報で世界的なファッションデザイナー・山本寛斎(やまもとかんさい)氏が7月21日、急性骨髄性白血病のため76歳で亡くなりました。今年3月に急性骨髄性白血病であることを公表し、闘病生活を送っていました。山本寛斎氏は年数を経て2回ほど新幹線のホームでお見受けしたことがあります。

 

 

山本寛斎

1944年生まれ。71年、ロンドンにおいて日本人として初めてファッション・ショーを開催、世界の舞台に踊り出た。これ以降、デヴィッド・ボウイエルトン・ジョンスティーヴィー・ワンダーらとの交流が始まる。既成概念を突き崩すアヴァンギャルドなデザインは、時代に敏感な若者から圧倒的な支持を獲得した。74年から92年までパリ・ニューヨーク・東京コレクションに参加し、世界的デザイナーとしての地位を築く。93年以降は、ファッションデザイナーの枠を超え、スペクタクルなライブイベントのプロデューサーとして活躍。世界中でKANSAI SUPER SHOWや日本元気プロジェクトを開催。

https://www.kansai-inc.co.jp/company/index.html

より引用

 

 

 

 

『鮮烈なファッション界へのデビュー  

ロンドンで日本人初のファッションショーを開催して以来、世界の国際的な舞台に登場した山本寛斎さん。1970年代デビット・ボウイは彼の衣装のファンでした。デビッド・ボウイの撮影など世界的アーティストを撮り続ける写真家、鋤田正義さんの1973年に撮影した写真。寛斎さんデザインの日本の袴をイメージした左右対称の黒したの生地に銀のラインが入った不思議な衣装に身を包んだデビッド・ボウイの姿は当時鮮烈でした。TVなどでも彼のファッションや広告も盛んにメディアに紹介されました。その後はファッション・デザイナーを超えた独自のイベントを創出し、国際的にも話題になりました。寛斎さん実際に近くで拝見すると黙って歩いていても熱量を感じるオーラ満載の方でした。家庭では穏やかで愛情深い方だったようですね。

 

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『人災と震災』を勇気づける活動  

寛斎さんは東日本大震災直後、ロシアの『チェルノブイリ原発事故』の現場に向かいました。原発事故の後の世界を体感するためだったそうです。帰国してからは原発事故でメディアなどでも紹介された福島県相馬市を訪れました。津波で荒廃した海岸を目にして考えたのは『大災害に見舞われた地で人を元気づけるイベント開く』そして『天灯』と名付けられた熱で浮かぶ灯籠を夜空に上げるイベントはチェルノブイリ原発のあるウクライナの首都キエフインドネシア地震の被災地バリ、東日本大震災福島県相馬市で行なわれました。

 

 

 

  

異母弟の俳優・伊勢谷友介さんからみた『山本寛斎の生き方  

32歳年が離れた異母弟の俳優・伊勢谷友介さんがinstagramを更新し、寛斎さんと伊勢谷さん共に27歳の頃の写真をコラージュしたものでした。追悼のメッセージを投稿はこのように書かれていました。伊勢谷さんは「兄、山本寛斎が永眠しました」と投稿。

病床で、最後に寛斎さんが病床で伊勢谷さんに聞いた事。『俺の生き方、どうだ?』伊勢谷さん『凄いです。世界のファッションに早くから挑戦して、イベントの演出家として大きなショーを現実にしたことも。』と。寛斎さんは満足気に小さく頷いた。病床での最後の会話が書かれていました。伊勢谷さんもまた同じ父親が幼少の頃やはり離婚してしまって父親の記憶がなかったようです。新たな挑戦であったアートイベントの演出家として、寛斎さんの諦めない挑戦の姿勢を見ていたそうです。大人の男の背中は兄 寛斎さんの仕事を通して見てきたようですね。『自分とは何か』という自己表現の重要性を伝えることを自ら実践した方でした。

 

 

 

伊勢谷友介さんinstagramより

 

  


上を向いて。

  

 


山本寛斎 ハロー・自己表現――別冊課外授業ようこそ先輩

 


熱き心 寛斎の熱血語10ヵ条 (PHP新書)

 

 

寛斎さんの『日本元気プロジェクト』は常に人々に『元気』を与えつづけてきた取り組みです。今年7月『日本元気プロジェクト2020』最後までスタッフに指示などしてイベントの準備をされていたようです。これは7月31日にネット配信される予定です。生前に実現できなかったのは残念ですが、彼の言う『元気』人々を感動させる原動力と何かを起こす熱い情熱は今こそ必要なのではないでしょうか。

 

  

ceramicsstarでした。

 

 

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