ceramicsstarブログ

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【映画】『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』良作!【ネタバレ・感想】  


こんにちは。
ceramicsstarです。

 

日本では未公開の映画『エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』。
主人公は犬の主人でレーサーの男とその飼い犬のエンツォ。彼らが見つめる家族の物語。
べストセラー小説の映画化、これは良作、おすすめです。

エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語

『The Art of Racing in the Rain』

 

 

 

作品情報

監督 サイモン・カーティス  

公開年度 2019年 アメリ
上映時間 109分

 
キャスト

デニー(マクロ・ヴィンティミリア)

・エンツォ(ケビン・コスナー

・イヴ(アマンダ・サイフリッド

・ゾーイ(アイアン・キエラ・アームストロング)

トリッシュ(キャシー・ベイカー)

・マクスウェル(マーティン・ドノヴァン)

 

公式サイト

 

www.20thcenturystudios.com

 

 

予告

 

www.youtube.com

 

犬を飼った経験がなくても感動(ネタバレも)

 

レーサーの卵、デニー(マクロ・ヴィンティミリア)は、かわいい子犬(ケビン・コスナー)を飼うことを決める。
デニーは犬をエンツォと名付け、2人の暮らしが始まります。スタートは若い男と犬の気楽な日々でしたが、若い男性のデニーは恋をしている。エンツォもあっという間に子犬から成犬へと成長。やがてデニーは結婚し、妻のイヴ(アマンダ・サイフリッド)は出産……と家族の営みも変化してゆきます。

エンツォはときに同じ家族として、またやはり犬として家族の成長を見つめています。デニーはイヴや娘のゾーイ(アイアン・キエラ・アームストロング)との生活のために、なんとしてもレースに出場して優勝したいのですが現実は厳しい。また娘を案じてとはいえ、イヴの親たちの介入や、イブの自身の病気など、レースに集中できない状況にも立たされてしまいます。デニーが目指すのはF1ドライバーですが、その目標はデニーの想像を大きく上回って困難なものでした。

自宅のソファでデニーとレースのビデオを繰り返し眺めていたエンツォは、自分も人間になれたらレーサーを目指したいと夢を描きます。そんな理想を描くエンツォはとても賢い犬で、賢いがゆえに、自分は一体何者なのだろう、人間のようにはなれないという葛藤も抱えています。

私は犬、どころか動物を飼ったことがないのですが、犬の気持ちや犬の葛藤、また何があっても飼っている動物を手放さない、そのための飼い主の苦労が伝わりました。よいときだけでなく悪いときも、一緒に暮らしている動物を彼らの命ある限り守っていかなければばらない。

動物を飼うのは簡単ではない。それに実際のところ犬(それ以外の動物)が、何をどこまで考えているかは人間にはわかりようがありません。ですが、エンツォのように深い思考で考えている犬がいたら、人間と暮らすことが果たして幸せなのかなとも考えてしまいました。

なので本作は決して、ペットを飼うと幸せになれるよというイージーな物語ではなく、お互いに色々と大変なこともあるけれど、別の生き物と暮らすことで味わい深い人生を得られるかもしれないということを教えてくれる作品です。

 

ケビンコスナーの渋い声・キャストのこと 

 

犬の声が深みのあるケビン・コスナーの声なのも深みが増す点でしょう。
子犬からケビン・コスナーなので何か悟りを開いたような気持ちにさえなってきます。
エンツォは絶えず人間の暮らしに寄り添っていますが、人が絶えずエンツォに寄り添えるわけではない。
彼の気持ちの全てを理解することはできないし、どんなに一緒にいても相容れないことも出てきます。
そんなときもケビンコスナーの声で淡々と語っているのを聞いていると、犬という動物は尊いなあとあまりよく知りもしないのに、つい感心してしまったり。


イヴ役のアマンダ・サイフリッドは『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』『テッド2』が印象に残っている美女。今回はお金持ちのお嬢様役。本人はカジュアルな性格ですが、大邸宅住まいの父親の性格が酷い。すこしばかり敵がはっきりし過ぎですが、ラストはすっきりと感動できるお話でした。

出てくる名車の数々

 

レーサーの映画ですからやはり出てきた名車の数々。デニ―が映画のシーンの中でプライベートで乗っているのはBMWクラシックカー。ブルー系のシルバーのクーペ。BMWの魅惑の名車BMW 3.0 CSiこれはスタイリングがとても美しくサイドビューがエレガントですね。

 

 

 

赤いフェラーリをテスト運転していましたが、迫力満点でエンジン音が凄かった車はFerrari 488 GTB』これはやはり公道ではなくレース場で能力発揮する車ですね。

 

www.ferrari.com

 

 

映画のポスターにもあるデニ―の隣に乗るエンツォはオープンカーに乗って気持ちよさそうに道を駆け抜けます。この幸せを感じる一番素敵な時間を過ごすのはこの車Ferrari 250 Testa Rossa Replica』 フェラーリのオープンのクラシックカー

 

 

 

最後に。
マシンやレース会場がさぞかし登場するのだろうと思ったら、そこはあまり出てきません。あくまでレーサーの私生活というドラマです。




 ceramicsstarでした。

 

 

 

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