陶芸作家 奥田武彦さんの個展
こんにちは。
ceramicsstarです。
お世話になっている方の個展に出掛けました。陶芸作家の奥田武彦さんの作品展です。その時に感じたことを書こうと思います。
＊掲載写真は許可を得て撮影しています。
奥田武彦さんの作品
２つのコーナーに分けられた展示
奥田さんの個展の会場は大きく２つの世界を表現した展示になっています。ひとつは軽やか且つ生命感の宿る作家性の強い作品群。もうひとつは日常生活の中で普段使いに使える食器や花器です。２つの世界は共通してして曲線と曲面で構成されています。独自の空気感や存在感のあるものを作陶されています。
生命感のある有機的な作品の数々（会場の右側のコーナー）
日常の中で使う湯呑み、皿、鉢など（会場の左側のコーナー）
奥田武彦 展 ー見上げる空 尖った静けさにlinkするー
2020年11月28日（土）～12月5日（土）会期中無休
11時から18時30分（最終日17時）
造形・かたちで感じたこと
ひとつのかたちにとらわれることなく自由な造形を生み出し、それを組み合わせ展開していきます。かたちが増殖していく様な多彩な手法で作陶されています。曲線や曲面の陰影も相まって不思議な生命力のあるかたちの作品が展示台や壁に掛かっています。
土の特性と独自のフォルム
食器や花器のフォルムは大きな花、花の蕾や花弁をイメージ想起させるもの。布が"ふわり"と舞い降りた瞬間を感じさせる皿、空や風を感じさせるうつわ。なにか生命や自然といった有機的なものを感じました。音楽を聴きながら作陶されていることもお聞きしましたので、音楽からもイメージを創出されているのかもしれませんね。
やわらかできれいな釉薬の色
マットなしっとりした釉薬はきめ細かいテクスチュアで繊細な印象を受けます。所々に透明な結晶が表れてとても綺麗です。後でわかったのですが、奥田さんの作られた湯呑みでお茶をいただいたのですが、口縁の口あたりがとてもしっくりきて魅力的です。お茶をいただいた湯呑みは今回は展示されていませんでした。
土や釉薬のことをお聞きした後はいろいろとお話をしながらゆったりと時間を過ごすことができました。奥田先生ありがとうございました。
ceramicsstarでした。
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