【建築】上野公園に不思議なトイレが完成しました。
こんにちは。
ceramicsstarです。
東京都は上野恩賜公園にて東京藝術大学と協働して、園内に「芸術の散歩道」を設け既存トイレを『上野トイレミュージアム』として改修。
2020年9月7日(月)リニューアルしました。
JR上野駅の『上野公園口』の駅前も広場となり、開放感のある空間にリニューアルしています。
■東京都の報道発表
■JR上野駅は新しく駅舎が出来て『上野公園口』の様子は随分変わりました。
写真右手奥に見えるのは『東京文化会館』
■駅の前の車道が無くなり広場になっています。
■東京上野公園の新名所?
上野と言えば上野動物園
上野と言えば上野動物園そして美術館、博物館など文化施設が多く立ち並んでいます。上野公園内には音楽やバレエの劇場、上野文化会館など芸術の香りがするエリアです。
上野の博物館方面に向かい正面に噴水が見えてきます。その左手側の東京藝術大学へ向かう途中にその場所はあります。
通称『5号トイレ』現在は『上野トイレミュージアム』として生まれ変わりました。
東京藝術大学 | 「上野トイレミュージアム」がオープンしました
■『上野トイレミュージアム』昼間と夜間は随分趣が異なりますね。
東京都と東京藝術大学そしてメーカーのLIXILがコラボ
トイレを楽しむ。
施設内は遊びの要素も大きいのですが真剣に『排泄と健康』をテーマに考えたトイレ。
東京藝術大学の作品制作は大学院美術研究科建築専攻、陶芸専攻、鋳金専攻、デザイン専攻、絵画専攻、大学院音楽研究科および音楽学部の学生が上野動物園の動物をテーマにしたもの。
施主は東京都。設計・監理は東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻中山英之研究室とメーカーのLIXILのバックアップにより完成しました。
■右手側女子トイレ、左側男子トイレの入口。真ん中の多機能トイレの扉には動物が食べ物を口から入れて食道、胃、腸を通り排泄するまでの過程をイラストにしています。
扉を開けるとベビーベッド横に豪華な壁画が。
多機能トイレの壁は大理石の象のモザイク壁画になっています。
金属の板に透かしの壁のある男子トイレ
■このように鋼板をくり抜いて外の景色が見える
■天井から自然光を取り入れるて暗いトイレ内を明るく。
■小便器の上の大理石のモザイク壁画
■洗面空間も天井から自然光を確保しています。
上野トイレミュージアムのコンセプト
上野動物園が公園内にあることから
***■上野動物園の動物の『排泄と健康』 ***
動物園の動物たちのうんちは彼らの体の健康やいくつかの情報を測るための情報源
『上野トイレミュージアム』は不思議なトイレ。
***■上野動物園の動物の『うんち』の数々 ***
こんなトイレ見たことない。
■トイレブースの扉に『ペンギン』のピクトグラム
■『ペンギン』のうんちをかたちをした『やきもののレリーフ』
■背を向けるとブース扉にペンギンの絵が。
■陶器製のレリーフは造形的にも面白い。
■トイレブースの扉に『キリン』のピクトグラム
■『キリン』のうんちをかたちをした『やきもののレリーフ』
■背を向けるとブース扉にキリンの足の絵が。
■陶器製のレリーフは造形的にも面白い。金属光沢のあるラスター釉か。
**トイレの水を流す擬音装置として動物の鳴き声を作曲
こんなトイレ見たことない。。
■その他には『パンダ』のうんちをかたちをした『やきもののレリーフ』
手摺りは『竹』です。
■背を向けるとブース扉にパンダの絵が。
■陶器製のレリーフは造形的にも面白い。施釉の濃淡がはっきり出ていて釉薬の深みと奥行きがある。
■その他には『ライオン』のうんちをかたちをした『やきもののレリーフ』
手摺りは『骨』です。
トイレの水を流す『流水音』を『動物の鳴き声』を作曲
■背を向けるとブース扉にライオンのお尻の絵が。
***■人間の『健康』について ***
人間にとってもトイレは決して不浄のモノではなく健康を考える重要な場所です。我々の体の健康や体調管理についてあらためて考えるミュージアムですね。
ceramicsstarでした。
下記サイトでオリジナル商品を販売しています。
よろしくお願いいたします。
minne.com
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