ceramicsstarブログ

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音楽でも楽しめる映画は素晴らしい

こんにちは。

ceramicsstarです。

 

人生の中で記憶に残る音楽、年齢も経ても当時の聴いた情景が今でも蘇るような映画おの中での劇中音楽がいくつかありますね。そんな音楽のお話を。。 

 

音楽は名盤・名曲を映画や時代に照らし合わせる 

学生時代は時間があり余っていて一日も長い。そして情報をインプットする量多い。そして感受性も豊かで吸収力も凄まじい。今ある自分自身の形成に大きく影響しています。音楽も映画も芸術も好みや嗜好の傾向が決定する出会いがそこにあります。20代前半にはまっていたのが『ニコラス・ローグ』と言う映画監督がメガフォンを取った作品『ジェラシー』。

原題は『BAD TIMING』。そしてその映画に使われていたのが『キース・ジャレット』の即興コンサートで有名な名盤『ケルンコンサート』です。

 

冒頭の美術館のシーンでのグスタフ・クリムトの名画『接吻』が映し出される中、流れる『トム・ウエイツ』歌。エゴン・シーレなどの絵がふんだんに使用された中で『キース・ジャレット』の『ケルンコンサート』の印象的なピアノソロは監督のセンスを感じさせます。

 

 

イギリスカルト映画と言えば『ニコラス・ローグ

ニコラス・ローグ』と言えばイギリスのカルト映画の中では伝説の監督です。

ロック歌手『デビッド・ボウイ』を宇宙人として起用した『地球に落ちてきた男』や若き怪優『ドナルド・サザーランド』を主役としてサスペンススリラー『赤い影』などカルト映画の世界では80年代当時のカルト金字塔映画を立て続けに発表しました。映画自体は今見ても不思議感満載の雰囲気のありますね。固定のコアのファンもたくさんおります。

 

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退廃の街 ウィーンが舞台『ジェラシー』

そしてこの映画 愛と死が複雑に交錯して、ひとりの危うげな女性とそれに翻弄させられる精神科医のサスペンスに繋がる複雑な愛憎劇です。場面転換やフラッシュバックも多く、男女の心理的なすれ違いや官能的な行為自体を暗示させるシーンも独特の映像で視聴者にイメージさせています。シーンとシーンを実験的な繋げる手法も当時としては斬新です。 

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BAD TIMING/ ジェラシー

作品情報

 

公開年度 1980年 
監督 ニコラス・ローグ


出演

アレックス:アート・ガーファンクル
ミレーナ:テレサ・ラッセル

警部:ハーヴェイ・カイテル
ステファン:デンホルム・エリオット

 

 

Keith Jarrett - The Köln Concert

17歳のアルバイト学生且つプロモーターのヴェラ・バランデスによるキース・ジャレットのコンサートが企画されました。1975年1月24日、会場はドイツケルンのオペラハウス。

当日はグランドピアノの調律も完璧ではなく、キースも体調の悪い中、5時間の車での移動の末でのステージでした。

オペラハウスの中でピアノソロを完全即興で準備なしで演奏。クラシックとジャズの融合による革新的で美しい旋律と気品を称える賛美歌のような調べを奏でています。

この模様は2枚組のレコードとして収録発売されました。

 

崇高なテクニックによる素晴らしい名演奏は歴史に残るアルバムとして今も輝いています。この音楽を映画で採用したニコラス・ローグ監督。音楽が映像に影響することをいち早く察知して取り入れました。

 

 

 

 

映画と音楽

音楽がシーンや映像をよりリアルにそしていかに映画を盛り上げるか。シーンを映像以上のものに高める手法として有効な手段ではないかと思います。わたしが映画音楽として印象に残った映画は以下の通り。

 

音楽/アルヴァ・ノト:『レヴェナント: 蘇えりし者』(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)

音楽/ヨハン・ヨハンソンマグダラのマリア』(ガース・デイヴィス)

音楽/ポポル・ヴー:『アギーレ/神の怒り』(ヴェルナー・ヘルツォーク)

音楽/ピーター・ガブリエル:『バーディー』(アラン・パーカー)、『最後の誘惑』(マーチン・スコセッシー)

音楽/キース・ジャレット:ジェラシー(ニコラス・ローグ)

 

音楽よかったわ。

 

ceramicsstarでした。
 

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