ceramicsstarブログ

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【写真家と映画】写真家サラ・ムーンの魅力


こんにちは。

ceramicsstarです。

 

独特な絵画のような世界観をもち多くの写真家の中でもよく知られる『サラ・ムーン』日本でのファンも多くわたしもその一人です。展示会にも学生の頃から足を運んで出掛けました。今日は『サラ・ムーン』のことを書きます。

 

 

 

 

 

 

 

モデル出身の写真家『サラ・ムーン  

1941年フランス生まれ。1960年代は彼女自身はモデルの仕事をしていて1968年にモデル仲間や友人の写真を撮影したいたのが写真を撮影する仕事のきっかけになったようです。そこからすぐ仕事が来たのは彼女の才能ですね。1970年代はファッション界の広告の仕事を積極的に行ってきたようです。ファッション界のコネクションもあったのでクリスチャン・ディオール、ココ・シャネル、コム デ ギャルソン、クリスチャン・ラクロワなどのキャンペーン写真で名前が売れ始めました。ファッション誌の編集レイアウトやコマーシャル制作など一貫してファッション業界で長く仕事をしてきました。一部映像なども手掛け、純粋な写真家というよりもマルチクリエイターの要素が強い方です。

 

 


VRAIS SEMBLANTS―幻花 (PARCO Vision CONTEMPORARY)

 

 

 

異色の気鋭の写真家『絵画的な写真  

1985年頃から写真作家としての被写体を撮影し作品を制作に集中します。1995年には『パリ写真大賞』を受賞します。そして2008年には世界の優秀な写真集に名誉ある写真家に与えられる賞である『ナダール賞』を受賞しています。

彼女のアナログ時代の写真は絵画のような独特な職人的な感光技術による印画紙に焼き付ける手法です。モノクロームの奇跡的な雰囲気を出す魅惑的な写真が数多くあります。

何か瞬間的に表れた危うい印象、はっきりしない茫洋的なイメージや幻影的な永遠の記憶を映し出す写真家です。一度見たら忘れられない写真家のひとりです。私は20代前半に見たファッション誌で、そのデカダンス的な女性写真の一連の作品に魅了されました。

 

直近の写真展は下記の通りです。いくつかの写真が公開されています。

 

サラ ムーン写真展「D’un jour à l’autre 巡りゆく日々」
シャネル・ネクサス・ホール
東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階
2018年4月4日(木)〜2018年5月4日(金)

 

やはりサイトにも掲載している『ヴェールの女』や『スローモーション』など女性像の写真はいつも通り良かったですよ。『生と死』『弱肉強食』を表現している動物の写真もユニークでした。

 

  

 

サラ・ムーンの『写真技法

既に世の流れか数年前から撮影にはフィルムは使っていないそうです。CANONパワーショットシリーズや「SWANSONG」はオリンパスOM-Dデジタルカメラで撮影したものもいくつかあります。

大きな作品は色調を調整してインクジェットでプリントしているようですね。

アナログはピールアパート式のネガが撮れるポラロイドカメラを使う。現像液成分がきれいには剥離できないネガをプラロイドフィルムで作り、それをプリントしていたようです。

 

最近amanaがプラチナ化合物を使用するプラチナプリント技法で、500年劣化しない、奥深い写真表現が可能なデジタル技術で古い写真も復刻するという試みでサラムーンの写真をとりあげたりしていました。

 

 

 


Sarah Moon: Now and Then

 

 


サラ・ムーンのミシシッピー・ワン

 ■サラ・ムーンが映画監督を務めました。

 

多重露出で撮影して画像加工したら雰囲気でないか、レンズのフィルターワークではどうかなど浅はかな考えを巡らせています。

ceramicsstarでした。

 

 

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